8第3部プログラムの項目とねらい上巻との関連未然防止(1)子供が安心して生活できる学級・学校風土の創出(3)いじめを許さない指導の充実(4)子供が主体的に行動しようとする意識や態度の育成未然防止(4)子供が主体的に行動しようとする意識や態度の育成未然防止(4)子供が主体的に行動しようとする意識や態度の育成未然防止(1)子供が安心して生活できる学級・学校風土の創出(4)子供が主体的に行動しようとする意識や態度の育成1 いじめをしない、させない、許さないための意識の醸成2 互いの個性の理解3 望ましい人間関係の構築4 規範意識の醸成 いじめ問題を未然に防いだり、適切かつ迅速に解決したりするためには、子供たち自身が、いじめを自分たちの問題として主体的に考え、話し合い、行動できるようにすることが重要です。全ての教育活動を通じて、子供一人一人に対して、自らがいじめについて考え、自ら行動し、いじめ問題に対応できる力を意図的・計画的に身に付けさせることができるよう、学習プログラムを開発しました。《ねらい》〇 いじめについて深く考え、いじめは絶対に許されない行為であることを自覚する。〇 いじめの防止に向けて、協力し合い、よりよい学校生活を作り出す自主的な態度を養う。《ねらい》〇 自分の良いところや、友達の良いところに気付き、生活の中で、どのように生かしていくかを考え、実行しようとする意思をもつ。〇 自分の良いところや友達の良いところを、「価値ある個性」と捉え、自尊感情や自己肯定感を育む。《ねらい》〇 相手の気持ちや立場を考えたコミュニケーションの在り方について考え、自他を尊重した望ましい人間関係を築く。〇 集団全体の合意形成に向けた話合いを通して、相手の状況や目的に応じてコミュニケーションを図る力を身に付ける。《ねらい》〇 集団生活や公共の場で守るべきルールやマナー、大切にすべきモラルについて考え、すすんで守ろうとする意欲をもつ。〇 法や決まりの意義について考えることを通して、他者と共生するために必要な規範を身に付けるとともに、主体的に決まりを守ろうとする態度を育む。 これらの4項目から編成するプログラムは、児童・生徒の発達の段階を考慮して作成し、「小学校低学年」、「小学校中学年」、「小学校高学年」、「中学校」、「高等学校」及び「特別支援学校」の6編で構成しています。 なお、「特別支援学校」に関しては、知的障害のある児童・生徒への指導事例として掲載しています。そのため、障害種別や児童・生徒の実態に応じて、「特別支援学校」だけでなく、他校種の項目を参考に活用してください。「学習プログラム」の概要第 1 章「学習プログラム」の構成の特徴
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