ひ中謗傷第4部いじめをしない、させない、許さないための意識の醸成互いの個性の理解規範意識の醸成保護者プログラム望ましい人間関係の構築いじめ問題への対応事例教員研修プログラム地域プログラムいじめ問題への対応事例ぼ うちゅうしょう(教職員専用電話)東京都教育相談センターに児童・生 徒 の 理 解 や 対 応 等 に つ い て 相談することができる。 生徒A(女子)は LINE による「ムカつく」、「うざい」等の同学年の複数のに悩み、東京都いじめ相談ホットラインに電話をした。身生徒からの誹近な大人や信頼できる人に相談するように具体的な相談方法等も助言を受け、親友の生徒B(女子)に相談した。子供だけでの解決が難しいと思った生徒Bは、担任に相談した。 【被害の子供:中学校第1学年 女子】SNSによる生徒Aへのいじめについて、生徒Bが担任に相談相談を受けた教員から管理職等への報告と、管理職から対応方針等の指示担任と学年主任が生徒Aに話を聴く学校いじめ対策委員会での協議担任が生徒A及び関係生徒の保護者に電話で連絡学校いじめ対策委員会によるその後の状況の確認「教職員等からの相談」03(3360)4160<教員の指導により一定の解消後>104 いじめ防止対策推進法に基づき、学校は、生徒A(被害者側)保護者と、関係した生徒たち(加害者側)保護者に事実を共有し、家庭での見守りと指導をお願いすることとした。担 任 「話してくれてありがとう。Bさんが相談に乗ってくれて、Aさんは心強かったと思うよ。放課後、B さんから話を聞いたよと先生からAさんに声を掛けてもいいかな。」学年主任 「昼休みに、担任から、Aさんが LINE によるいじめで苦しんでいるという相談を受けました。(内容の詳細を報告)」校 長 「早速、担任の先生をはじめ学年の先生方を中心に、Aさんに話を聞いてください。終わったら、もう一度集まって協議しましょう。この後も、Aさんの様子を皆で注意していきましょう。」担 任 「普段接していて、Aさんは自分の思いを伝えるのがあまり得意ではないように感じます。相談センターは、話の切り出し方などについてもアドバイスをしてくれるそうですが、今日はスクールカウンセラーの勤務日なので、まず、スクールカウンセラーに相談してみます。」担 任 「(スクールカウンセラー、相談センター等の助言を受け、生徒の気持ちに寄り添いながらAから話を聞く)つらかったね。話してくれてありがとう。」学年主任 「今の状況が続くのは良くないよね。これから状況を知っている人たちに話を聞こうと思っています。先生たちは A さんを守っていくから、安心してください。」担 任 (生徒Aから聞き取った内容を報告)校 長 「早速、関係する生徒に話を聞きましょう。学年主任と生活指導主任の二人で、どのような体制で話を聞いたり、保護者への連絡を行ったりするのか提案してください。先生方全員で協力して解決していきましょう。」担 任 (生徒Aから聞き取った内容や相談(見守り)体制等を報告)「最近、以前ほどはスマホを見なくなりました。ただ、見たと生徒Aのきには、元気がない様子が見られて…悩んでいたんですね。家保 護 者庭でも娘の様子に気を付けるようにします。」担 任 (生徒A及び関係生徒から聞き取った内容や指導体制等を報告)「そんなことがあったんですか…。分かりました。家でも話関係生徒をしてみます。友達関係も注意して見ていきます。」の保護者担 任 「引き続き学校でも様子を見ていきますので、何か気になる様子がありましたら、御連絡ください。よろしくお願いします。」校 長 「安易にいじめが解消されたと考えずに、本当に再発がないか、授業や部活動の様子をしばらく観察してください。養護教諭からも声掛けをお願いします。」生 徒 B 「Aさんが LINE でいじめられています。いじめ相談ホットラインに電話したら、身近な大人から学校の先生に伝えてもらうように言われたそうなんですが、先生にも親にもなかなか相談できずにいるみたいなんです。」(画面を見せる。)4 LINE への書き込みを友達が教員に伝えた事例
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