1第3部第3部いじめをしない、させない、許さないための意識の醸成互いの個性の理解規範意識の醸成保護者プログラム望ましい人間関係の構築いじめ問題への対応事例教員研修プログラム地域プログラムいじめをしない、させない、許さないための意識の醸成児童会・生徒会等 学校や学年、学級において、児童・生徒が、いじめを防止するための取組について考え、話し合い、自分自身で判断し、行動する力を育む。<具体的な活動の流れ>学校で行う場合1 各学年で委員を選出し、代表児童・生徒が学校のいじめ防止の取組や友達への関わり方について、協議を行う。2 協議の内容を、朝会や校内放送、校内掲示物等でどうしたらいじめが防止できるかについて周知・啓発することで、いじめを許さない環境づくりを行う。学年で行う場合1 各学級から委員を選出し、代表児童・生徒が学年の取組等について、協議を行う。2 その内容を当該学年の学級で周知し、各学級でそのことについて、話し合う。3 代表児童・生徒による協議で、各学級からの意見を集約し、学年の取組等について、検討する。4 決まったことを、学年集会や学年の掲示物等で周知・啓発することで、いじめを許さない環境づくりを行う。学級で行う場合1 学級活動等で、いじめを防止する取組について協議を行う。2 決まったことを、掲示物等で周知・啓発することで、いじめを許さない環境づくりを行う。※ 学校公開等で地域住民や保護者等を交えて話合いをすることも効果がある。期待される効果 いじめ防止に向けて、児童・生徒自身がいじめについて、自ら考え、判断し、行動する力を育む効果が期待できる。委員会活動におけるいじめ防止に向けた取組 校内の言語環境の改善及び充実等1 生活委員が一日を振り返り、学活等で誰かを傷付ける言葉がなかったか等を振り返りながら、言語環境に対する意識を高める。2 日々の取組を基に、望ましい言語環境について考える機会を設ける。ポスター等を掲示することにより、児童・生徒全体の意識の向上を図るとともに、いじめを許さない環境づくりの担い手となる。児童・生徒によるいじめ防止に向けた協議会1212 各種委員会活動を通して、児童・生徒にいじめは絶対に許されない行為であることを啓発し、いじめを許さない環境づくりを促進する。<具体的な活動の流れ>放送委員会 友達にしてもらってうれしかったことの発表1 校内放送で、放送委員会として「いじめ防止」に関わる「一人一人の良さ」に着目した放送を行う。児童・生徒は校内放送で友達にしてもらってうれしかったことの発表を聞く。2 発表を聞いた感想を学級・学年間で交流し、「友達の良さ」について考えを深める。図書委員会 いじめをテーマにした本の読み聞かせ・紹介・感想の発表等1 図書集会や校内放送で、図書委員会として「いじめ防止」に関わる本の読み聞かせ等を行う。2 児童・生徒は、読み聞かせの感想を学級・学年間で交流し、「いじめ」について考えを深める。生活委員会期待される効果 同じ目的の下に委員会同士が協力して活動することなどを通して、児童・生徒の主体性を育む効果が期待できる。いじめをしない、させない、許さないための意識の醸成学習プログラム第 3 章
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