いじめ総合対策【第3次】下巻_2025_2版
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1313いじめ防止のためのシンポジウムいじめ防止啓発作品づくり【展示の様子】【児童の作品】【ポスターセッションの様子】第3部第3部いじめをしない、させない、許さないための意識の醸成互いの個性の理解規範意識の醸成保護者プログラム望ましい人間関係の構築いじめ問題への対応事例教員研修プログラム地域プログラムいじめをしない、させない、許さないための意識の醸成 各学校は特別活動等の時間を活用して、いじめの防止に向けた、児童・生徒自身がいじめについて考え行動できるようにするための様々な取組を行っており、その一例を掲載している。保護者や地域の方々と一緒に取り組んだり、保護者会や学校だより等、様々な場面や方法で発信・共有したりしていくことが大切である。様々な取組をつなぎ合わせ、「いじめをしない、させない、許さない」学校・地域づくりを目指す。 児童・生徒と地域住民がいじめ問題をテーマ に意見を交流し、いじめ防止に向けた意識啓発 を図る。<具体的な活動の流れ>1  各小・中学校で、いじめ防止のために取り組んでいることについて、ポスターを作成する。2  シンポジウムの開催に当たり、連合生徒会(各中学校の生徒会役員の集まり)で、シンポジウムに込めた思いをテーマにする。(例「心と心の思いやり~人の気持ちに気付ける人へ」等)3  いじめ防止のためのシンポジウムをホール等の公共施設で開催する。参加者は、テーマに込めた思いを基に集う。・児童・生徒によるポスターセッション・地域住民との意見交換・中学校の代表生徒による全体発表4  シンポジウム開催後、各校でシンポジウムの内容を共有したり、自校の取組の工夫・改善を図ったりすることで、学校全体でいじめ防止に向けた意識を高める。5  作成したポスターを役所等に掲示する。期待される効果 いじめ防止に向けて、児童・生徒自身がいじめについて考え、行動するとともに、シンポジウムを通じて相互理解を深め、地域全体でいじめ防止に向けた取組が期待できる。 いじめ防止をテーマにしたポスター・標語などの作品づくりを通して、いじめは絶対に許されない行為であることを啓発する。(例)いじめに関する人権標語<具体的な活動の流れ>1 いじめに関する授業を行う。2  児童・生徒がいじめに関する人権標語を作成する。「いじめは悪い」、「いじめをしてはいけない」ということだけではなく、「どうすればいじめがなくなるか」について表現する。【作品例】・「だいじょうぶ?」この一言で 心ぽかぽか・がまんせず ぼくが聞くよ その気持ち・やらないで みんなでやろうよ 協力して3  校内や地域の交流施設等で展示し、保護者や地域関係者と思いを共有する。4 各校の代表作品を役所等に展示する。※  人権感覚を身に付けるための機会を定期的に設け、他者を思いやる心や相手を認めることの大切さを確認できるようにする。※  「ふれあい月間」や「人権週間」に合わせて実施するとより効果的である。期待される効果 全校児童・生徒が標語の作成に関わったり、作品を校内外に掲示したりすることで、いじめ防止に対する意識を高め、持続させる効果が期待できる。

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