いじめ総合対策【第3次】下巻_2025_2版
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1第3部第3部いじめをしない、させない、許さないための意識の醸成互いの個性の理解規範意識の醸成保護者プログラム望ましい人間関係の構築いじめ問題への対応事例教員研修プログラム地域プログラムいじめをしない、させない、許さないための意識の醸成傍観者でいいのか・何も言わない人がいる。・Bさんたちと関わりたくない。・「私」もいじめられるかもしれない。しれない。・勇気をもって行動し、助ける。・複数人で声を掛け合って行動する。接する。なかった。これではいけないと感じた。「見て見ぬふりをする生徒」はどうして「見て見ぬふり」をしたのだろうか。いじめの状況があったら、どうしたらよいでしょうか。どうしたら、 いじめはなくなるのでしょうか。感想展開 終末 5分導入 5分・ 今度は、「私」がいじめの対象になるかも・ 人は、一人一人違うということを理解して・ これまでいじめの場面を見ても、何もでき中学校(第2学年)◆学習のねらい   正義と公正さを重んじ、誰に対しても公平に接し、正義を実現しようとする態度を育てる。◆評価   いじめや不正な言動に向き合い、正義と公正を重んじようとする意識を高めている。学習活動(◇教師の発問例)1  教材1「いじめを見たり、聞いたりしたとき、どうしましたか」を読み取り、いじめの問題について実情を知る。2  教材2「傍観者でいいのか」の教師の範読を聞く。3  傍観者的な態度について考える。【中心発問】「見て見ぬふりをする生徒」はどうして「見て見ぬふり」をしたのだろうか。40分4  いじめのない社会の在り方について、話合いを通して、考えを広げたり深めたりする。◇  「いじめの状況があったら、どうしたらよいでしょうか。どうしたら、いじめはなくなるのでしょうか。」5  本時の学習を振り返る。展開例板書例2828Aさん「いじめられている生徒」見て見ぬふりをする生徒たちBさんグループいじめている生徒たち「私」学級委員はやし立てる生徒たち◆教育課程における位置付け 特別の教科 道徳(公正、公平、社会正義)◆主な使用教材  「傍観者でいいのか」(東京都教育委員会「人権教育プログラム」平成 31 年3月)○  登場人物の役割といじめの構造を理解できるようにする。○  見て見ぬふりをする生徒の心情に焦点化して考えさせることを通して、これまでの自分の態度はどうであったか振り返ることができるようにする。○  いじめのない社会の在り方について、ペアやグループでの意見交換を行った後に全体で意見交流をすることで、学級全体で共通理解を図るようにする。○  傍観者的な態度を克服し、勇気をもって不正に立ち向かっていこうとすることの大切さに気付かせる。○指導上の留意点○  「何もしなかった」と答えている中学生の割合に注目し、いじめを見た時に、自分がどのような行動をとっていたかを想起できるようにする。いじめをしない、させない、許さないための意識の醸成

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