1第3部第3部いじめをしない、させない、許さないための意識の醸成互いの個性の理解規範意識の醸成保護者プログラム望ましい人間関係の構築いじめ問題への対応事例教員研修プログラム地域プログラムいじめをしない、させない、許さないための意識の醸成展開 導入 5分まとめ 5分高等学校◆学習のねらい 考え方や価値観の違いを認識し、互いを尊重することにより、より良い学級や学校、豊かな未来を築くことができることを認識させる。◆評価 他者との関わりの中で、異なる考え方や価値観の違いを調整し、互いを尊重することがよりよい社会の形成につながることに気付き、表現している。40分これまで学んだことを生かして、 どのようにして幸せな世の中にしていくのか考えよう。○ 「周りの人の幸せ」「自分の幸せ」について考える。学習活動(◇教師の発問例)○指導上の留意点展開例板書例30301 本時の学習を知る。これまで学んだことを生かして、どのようにして幸せな世の中にしていくのか考えよう。2 「周りの人の幸せ」「自分の幸せ」について考える。◇ 90 ページのブータン王国に関するコラムを読み、「幸せになりたかったら、まず、周りの人の幸せを願って、そのためになにかすることが大切なんだ。自分の幸せを探し出したら、幸せは、みつからないんだよ。」と述べられている点について、自分の考えを発表しましょう。【発表のポイント】① 「周りの人の幸せ」「自分の幸せ」の違いについて考える。② 「自分の幸せを探し出したら、幸せは、みつからない」と長官が述べた理由について考える。③ 「自分の幸せを探し出したら、幸せは、みつからない」という長官の考えに対して考えたことを、 ペアの相手に述べ、聞き合う。④ グループになり、具体的なケースを挙げ、より自分の考えを深める。⑤ グループ内で討論する。相手が異なる考え方をする理由に注目して、双方の意見を聞き合う。3 それぞれの「幸せ」を踏まえ、「幸せな世の中にしていく」ために何ができるか考える。◇ 92 ページの「ケーススタディ~あなたならどうする?」から、自分の意見に一番近い人を選びましょう。4 「人間と社会」95 ページを読み、この部分が、なぜ「いじめ防止」につながっていくのを考え、発表する。5 話し合ったことを踏まえ、「人間と社会」95 ページをもう一度読む。「 幸せになりたかったら、まず、周りの人の幸せを願って、そのためになにかすることが大切なんだ。自分の幸せを探し出したら、幸せは、みつからないんだよ。」◆教育課程における位置付け 人間と社会◆主な使用教材 東京都教育委員会「人間と社会」改訂版教科書自分の考え○ 「幸せな世の中にしていく」ために何ができるか考える○ ケーススタディ~あなたならどうする?・ 私はこの考えに賛成です。自分の幸せ以上に周りの人の幸せのために行動することが大切だと思います。・ 私はこの考えに反対です。まずは自分が幸せでなければ、周りの人を幸せにすることはできないと思います。○ 「発表のポイント」①を基に、自分の考えをまとめることができるようにする。○ 近くの人とペアを作り、意見交換をできるようにする。○ 「発表のポイント」②~⑤を基に、意見交換をできるようにする。○ 「自分に何ができるか」という視点を意識できるようにする。○ 異なる考え方や価値観の違いを調整することが、いじめ防止になることにも気付けるようにする。いじめをしない、させない、許さないための意識の醸成
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