いじめ総合対策【第3次】下巻_2025_2版
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2第3部第3部いじめをしない、させない、許さないための意識の醸成互いの個性の理解規範意識の醸成保護者プログラム望ましい人間関係の構築いじめ問題への対応事例教員研修プログラム地域プログラム互いの個性の理解導入 展開 まとめ 小学校低学年◆学習のねらい   友達や教師が見付けてくれた自分の良いところを知ることで、自分の良いところを積極的に知ろうとする態度を育てる。◆評価   自分や友達の良いところを見付け、自分の良いところに気付いている。学習活動(・児童の発言例)1 本時の学習を知る。10分2  自分ができるようになったことや自分を紹介することを探して、「じぶんのよいところカード」に記入する。3  3人グループになり、自分以外の2人の良いところを「ともだちのよいところカード」に書く。 ・  そうじのときに、ほうきをゆずってくれた。 ・ 走るのが速い。 ・ たくさん本を読んでいる。 (1)  「ともだちのよいところカード」を書25分いたら、それぞれ友達に渡す。 (2) 友達から渡されたカードを読む。4  友達からもらった「よいところカード」を読んで、感じたことや、友達に言われて気が付いた自分の良さについて発表する。5  本時の振り返りを行い、自分には、自分が知らなかった良いところがあることに気付く。 ・  友達が、自分の良いところを見付けて10分くれてうれしかった。○指導上の留意点じぶんのよいところをしろう。展開例3434◆教育課程における位置付け 特別活動 ※ 生活科における「自分を振り返る活動」との関連を図ることができる。◆主な使用教材 ・ 東京都教育委員会「令和5年度 東京都道徳教育教材集 小学校1・2年生版 心あかるく」 ・ 「よい ところを 見つけたよ」(文部科学省「わたしたちの道徳 小学校1・2年」) ・「じぶんのよいところカード」 ・「ともだちのよいところカード」○  教師が、自分の良いところとはどういうものかについて、分かりやすく例を挙げて説明する。○  教師が自分の良いところを紹介する。 ( 例:好きなことは~です。~ができるように(上手に・得意に)なりました。~をがんばっています。)○  自分で見付けられない児童や、迷っている児童には声を掛け、その児童の頑張っているところを伝え、自信をもって記入できるようにする。○  友達のことが分からない児童には声を掛け、行事で頑張っていた姿や児童が気付かなかった姿を例に挙げる。○  児童は友達の頑張りに気付けない場合もあるので、教師も具体的事実に基づく全員分の良いところや頑張っているところを探しておき、探せない児童に伝えながら、良いところに気付けるようにする。○  感想の中から、友達に自分の良いところを見付けてもらってうれしかったことなどを引き出す。○  「心あかるく」の 120 ページ 「自分のことで」 に、頑張ったことやうれしかったこと、できるようになったことなどを記入できるようにする。互いの個性の理解

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