いじめ総合対策【第3次】下巻_2025_2版
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2第3部第3部いじめをしない、させない、許さないための意識の醸成互いの個性の理解規範意識の醸成保護者プログラム望ましい人間関係の構築いじめ問題への対応事例教員研修プログラム地域プログラム互いの個性の理解導入 5分展開 まとめ 小学校中学年◆学習のねらい   友達や教師が見付けてくれた自分の良いところを知り、自分の良いところを伸ばしていこうとする態度を育てる。◆評価   自分や他者の良いところに気付き、互いに認め合いながら自分の良いところを伸ばしていくことの大切さを理解している。学習活動(・児童の発言例)2  自分の良いところや自分の直していきたいところについて考え、2人組で話し合う。 ・ 元気に挨拶ができる。 ・ 忘れ物が多い。3  「自分らしさ」について考え、「自分らしさカード」に書く。 ・ 私の自分らしさって何かな。 ・ 友達のことならすぐ分かるよ。30分4  4人グループになり、自分以外の3人のことについてカードに書く。 (1)  友達の紹介が書けたら、その友達に裏返して渡す。 (2)  3人が書いてくれたカードを読み、自分で書いた「自分らしさカード」と比べる。5 感想をまとめる。 ・  友達が見付けてくれた新しい自分らしさを知った。 ・ 自分らしさを大切にしたい。○指導上の留意点自分らしさをみがこう。展開例1  本時の学習を知る。3636◆教育課程における位置付け 特別活動◆主な使用教材 ・ 東京都教育委員会「令和2年度 東京都道徳教育教材集 小学校3・4年生版 心しなやかに」 ・ 「自分の良い所をのばして」(文部科学省「わたしたちの道徳 小学校3・4年」) ・ 〔自分らしさカード〕(小学校低学年「自分のよいところカード」を参照) ・ 「○○さんらしさカード」(小学校低学年の「ともだちのよいところカード」を参照)○  児童が自分らしさ、友達らしさを見付けやすくなるよう、「らしさ」とはどのような意味であるかを確認してから、教師が自分らしさを紹介する。○  良いところや悪いところということではなく、自分の特徴がその人らしさであり、かけがえのない自分であることを伝える。○  2人組で話し合うことで、「自分らしさ」について考えやすくする。○  自分の特徴について考えられない児童には、「心しなやかに」86 ページの例以外の良いところについても紹介する。○  話合い後、何人か発表し、全員で共有できるようにする。○  自分で見付けられない児童や、迷っている児童には声を掛け、その児童の頑張っているところを伝え、自信をもって記入できるようにする。○  児童は友達の頑張りに気付けない場合もあるので、教師も具体的事実に基づく全員分の良いところや頑張っているところを探しておき、探せない児童に伝えながら、良いところに気付けるようにする。○  「自分らしさカード」と友達が書いてくれたカードを比べ、自分も友達も思っている「自分らしさ」や、その人だけが気付いている「自分らしさ」があることを伝える。〇  自分らしさを大切にすることや、みんながお互いのその人らしさを認め合うことで、学級が楽しくなることに気付けるようにする。10分互いの個性の理解

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