2第3部第3部いじめをしない、させない、許さないための意識の醸成互いの個性の理解規範意識の醸成保護者プログラム望ましい人間関係の構築いじめ問題への対応事例教員研修プログラム地域プログラム互いの個性の理解導入 5分展開 まとめ 5分高等学校◆学習のねらい 様々な人々の視点から地域社会における課題について考えることで、他者と協働して課題解決に当たろうとする態度を育てる。◆評価 様々な人々の視点に立って物事を考えるとともに、他者と協働して課題解決することの大切さに気付いている。1 本時の学習を知る。2 62 ページの「2」を読み、よりよい地域社会を築くために大切な考えは何か、そう考える理由とともにグループ等で発表する。3 63 ページの「ケーススタディ」を読み、役員A~Dのどの意見に賛成か、またそう考えた理由をグループ等で発表する。また、それぞれが選んだ意見のメリット・デメリットを協議する。40分4 役員A~D以外の立場の人がいないか、またその人の意見としてはどのようなものが考えられるかをグループ等で発表する。5 「ケーススタディ」のような社会課題が身近にないか考え、発表する。6 本時の振り返りを行い、ワークシートに感想を記入する。学習活動○指導上の留意点様々な人々の視点から地域社会における課題について考えることで、他者と協働して課題解決に当たることの大切さを知る。展開例4242◆教育課程における位置付け 人間と社会◆主な使用教材 ・ 東京都教育委員会「人間と社会」改訂版教科書 ・ ワークシート○ 「いろいろな人がいた方がよい」と思えるように働きかける。○ 「社会参画」や「公共の精神」といった道徳的価値に気付くよう指導する。また、それらを否定する意見が出た場合には、なぜそのように考えるのか、またその場合社会がどうなっていくかを考察できるようにする。○ 様々な異なる意見や考えを出し合える自由な雰囲気を大切にするように指導する。○ 安易に解決策をまとめるのではなく、様々な人々の意見を聞き、相手の気持ちに寄り添いながら、お互いに合意できる点はないかを考えることができるようにする。○ これまで行ってきた体験活動にもふれることで、身近にある社会課題を考える契機とする。○ 自分一人では気付かなかった視点や新しい発見がないかか考えさせ、他者と協働して課題解決に当たることの大切さに気付けることができるようにする。○ 「多様性」や「Well-being」といった用語にも触れ、より広い視点から課題を捉えられるように働きかける。互いの個性の理解
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