3第3部いじめをしない、させない、許さないための意識の醸成互いの個性の理解規範意識の醸成保護者プログラム望ましい人間関係の構築いじめ問題への対応事例教員研修プログラム地域プログラム望ましい人間関係の構築導入 展開 まとめ 5分小学校中学年◆学習のねらい コミュニケーションを行う上で、言葉で伝えることに加え、相手の動きや表情をよく見たり、よく聞いたりして、相手が話したいことを知ろうとすることも大切であることを理解させる。◆評価 相手に気持ちを伝えるにはどうすればよいかを考えながら話し合う活動を通して、話を聞く時のより良い態度や方法について理解している。学習活動(・児童の発言例)1 インタビューを通して、友達を紹介する学習であることを知る。 ・ 友達が興味をもっていることを聞きたい。 ・ 友達の得意なことって何だろう。10分2 インタビューをする。 (1) 2人組になった人と順番に、相手の好きなこと、もの、宝物などについてインタビューしてカードにメモをする。 (2) どのように話を聞いてもらうとうれしかったかを発表する。 ・ うなずいて聞いてくれた。 ・ にこにこしてくれた。 ・ 楽しそうに聞いてくれた。3 他者紹介をする。 近くにいる2人組と4人グループになり、先ほどインタビューした内容を他の2人に他者紹介する。30分4 他者紹介をして感じたことをグループ内で発表する。5 グループ内で発表したことを学級全体で共有する。6 学習を振り返る。 話をよく聞くための方法を確かめる。インタビューして分かった友達のことを紹介しよう。展開例48◆教育課程における位置付け 特別活動 ※社会科における「調べたことを伝え合う活動」等との関連を図ることができる。◆主な使用教材 ワークシート○ 教師と児童でインタビューを実演し、何をすればよいか分かりやすくする。○ インタビューする内容は事前にワークシートに記入しておき、スムーズにインタビューをすることができるようにする。○ 時間が余ったら、自分の聞きたいことについてインタビューしてもよいと伝えておく。○ 相手が答えにくい質問はしないように指示する。○ 良い聞き方を意識して紹介を聞くよう促す。○ 聞いている人は、なかなか自信をもって話せない人に対して温かく受け入れられるようにする。○ 何人かに発表させ、話を聞く態度や方法について価値付ける。○ ワークシートに書いた感想と結び付けてまとめる。○指導上の留意点○ 難しそう、できないなどの反応が出ることが予想されるが、不安にならないようにし、楽しい雰囲気を作る。望ましい人間関係の構築
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