4第3部いじめをしない、させない、許さないための意識の醸成互いの個性の理解規範意識の醸成保護者プログラム望ましい人間関係の構築いじめ問題への対応事例教員研修プログラム地域プログラム規範意識の醸成導入 展開 まとめ 小学校低学年◆学習のねらい いじめは、相手の心や体を傷付ける行為であることを理解させるとともに、いじめのないすてきな学級にするために自分に合ったよりよい解決方法を意思決定できるようにする。◆評価 いじめは、相手の心や体を傷付ける行為であることを理解するとともに、いじめのないすてきな学級にするために自分に合ったよりよい解決方法を意思決定している。学習活動(・児童の発言例)1 学級の良いところを発表する。 ・ 元気に挨拶している。 ・ 友達と仲良くできる。 ・ 給食や掃除当番をみんなで頑張っている。2 本時の学習を知る。いじめのない、すてきな学きゅうにするために、どのようなことをすればよいか考えよう。3 いじめに関するイラストを見て、考えた10分ことを発表する。 ・ いじめはいけないことだ。 ・ 仕返しをするのはいけない。 ・ 笑っている子もいけない。 ・ 先生や大人に相談した方がよい。4 自分の周りでいじめが起こったときにどうするか考える。 ・ 注意する。 ・ 先生に言う。5 いじめのないすてきな学級にするためのルールを考える。 (1) 個人で考える。 (2) 4人程度のグループで、それぞれ考え25分たルールを発表し合う。 (3) グループごとに、出されたルールをまとめ、学級全体に発表する。6 いじめのないすてきな学級をつくるために、自分が行動することを決め、ワークシートに、「学級をもっとすてきにするために、どんなことができるか」の欄に書く。展開例10分58◆教育課程における位置付け 特別活動◆主な参考教材 ・文部科学省「わたしたちの道徳 小学校1・2年(p166、p167)」 ・イラスト資料 ・ワークシート○ いじめに関するイラストを掲示する。○ いじめている子、いじめられている子のほかに、はやし立てたり笑ったりしている子、見ている子がいることを知らせる。○ いじめが、相手の心や身体を傷付ける重大な行為であることに気付くことができるようにする。○ 身近な大人に伝えることが大事であることを知らせる。○ 幾つか考えが出された後、同じような気持ちになったことはないかを確かめながら板書する。○ 互いの良さを認め合うことが大切であることを確認できるようにする。○ これからもっとすてきな学級にするためにしていきたいことという観点で自分のすることを考えさせる。無理に一つにしぼることはせず、様々な意見を発表する機会を設ける。○ 帰りの会などで、自分の決めた行動ができているかについて振り返ることができるようにする。○指導上の留意点○ 学級の良さを具体的に考えられるように、事前に学級の様子を写真に撮り、写真を提示するなどして、参考にできるようにする。規範意識の醸成
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