いじめ総合対策【第3次】下巻_2025_2版
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80いじめを生まない環境づくりの視点例(模造紙の例)自尊感情や自己肯定感を高める居場所づくりきずなづくり「居場所づくり」「きずなづくり」未然防止ねらい◯ いじめを生まない、見て見ぬ振りをしない学級・学校を作り、いじめの未然防止に向けて児童・生取組の内容例徒の意識を高める。○友達や教職員との信頼関係の構築 ○魅力ある授業 ○児童・生徒の規範意識の醸成  ○児童・生徒の自己肯定感や自尊感情を高める指導 ○児童・生徒の人権意識を高める指導等点の3点を話し合う。 多様な教育活動を通して、児童・生徒が主体的に課題に挑戦してみることや多様な他者と協働して創意工夫することの重要性等を実感できるようにする。その際に留意する実践上の視点  ① 自己存在感の感受   ② 共感的な人間関係の育成 ③ 自己決定の場の提供  ④ 安全・安心な風土の醸成児童・生徒が、自己肯定感をもてる場所を教職員が作り出すこと。主体的に取り組む協働的な活動を通して、児童・生徒自身が心の結び付きや信頼感を深め、自尊感情を高めていくこと。信頼関係の構築① 特別活動や行事等を児童・生徒の工夫で企画・運営している。② 児童・生徒の仲間意識を育むとともに、集団への所属感を高める。③ 児童・生徒それぞれの個性が発揮できるような役割や場面を設定する。第4部いじめをしない、させない、許さないための意識の醸成互いの個性の理解規範意識の醸成保護者プログラム望ましい人間関係の構築いじめ問題への対応事例教員研修プログラム地域プログラム教員研修プログラム① 各教科等において、自尊感情や自己肯定感を高めることに重点を置いた年間指導計画を作成する。② 各教科等の指導で、自尊感情や自己肯定感を高める。③ 各教科等の目標や学習内容を踏まえた上で、自尊感情や自己肯定感に関する視点を位置付ける。1  自己肯定感や自尊感情を高める指導(「居場所づくり」と「きずなづくり」)の視点について知る。2 自己肯定感や自尊感情を高める指導のポイントについて考える。3 「居場所づくり」と「きずなづくり」の具体的な取組を考える。○ 2に示した五つのポイントについて、①現在の取組、②取組の意図、③取組に当たっての留意4 自己指導能力を獲得するための指導のポイントについて考える。5 研修のまとめ○ 学校(学年)として、統一的な取組を構築する。研修 4 いじめを生まない環境づくり

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