いじめ総合対策【第3次】下巻_2025_2版
85/124

分第4部いじめをしない、させない、許さないための意識の醸成互いの個性の理解規範意識の醸成保護者プログラム望ましい人間関係の構築いじめ問題への対応事例教員研修プログラム地域プログラム教員研修プログラム導入 5分展開 まとめ 83切な方法で対処できることを確認する。   ・ 今日は不安や悩みへの対処法を練習することを伝える。T2:・ 第2時で学習したこと(心と体はつながっている)を確認し、心の状態を変えようと思っても変えられないときは、体からアプローチして、心の状態をよくする方法を、スクールカウンセラーに教えてもらうことを伝える。T1:・ 本時のめあてと評価ポイントを黒板に掲示する。T3:・ 最初に一度見本を見せてポイントを押さえた上で全員に実践させる。   ・1 回目は見本を見る。2回目はスクールカウンセラーと一緒に実践する。   ・体ほぐしの運動や呼吸法は、気持ちを楽にしたり、気分を変えたりするなど不安や悩みへの対処になることを伝える。T1:・スクールカウンセラーの様子を動画撮影し、児童に配信する。T1:・ ワークシートを配付し、自己採点させる。   ・一番上手にできた動画を提出させる。T2・T3:・質問に答えながら、机間指導を行う。T1:・ 様々な経験をすることは、心の発達のために大切であることを伝える。   ・1人で解決できないときのために、相談機関などの関連資料を配布する。また、相談できる人を3人考えさせワークシートに記入させる。   ・いじめや暴力など、子供だけでは解決できない悩みもあるため、大人の相談相手も書かせるようにする。T2:・心の健康と体の健康の関連、学校での相談体制について補足する。T3:・相談室の利用方法について補足する。小学校 体育科保健領域 「心の健康」 における授業実践事例展開例◆学習のねらい  不安や悩みの対処として、体ほぐしの運動や呼吸法などについて、理解することができるようにするとともに、それらの対処ができるようにする。◆評価  不安や悩みの対処として、体ほぐしの運動や呼吸法などについて、理解することができるようにするとともに、それらの対処ができるようにする。 心の健康について、課題の解決に向けての話合いや、教科書や資料を調べたり、自分の生活を振り返ったりするなどの学習に進んで取り組もうとしている。学習内容・学習活動1  前時までの学習を振り返る。2  本時の目標と評価を知る。3  体ほぐし運動と呼 吸 法 を 練 習 する。(5分)4  ペアになり、お互いに体ほぐしの運動や呼吸法をしている様 子 を 撮 影 し 合 い、視聴しながらお互いの良かったところや課題を伝え合う。30 5   本 時 を 振 り 返り、学習のまとめをする。10分◆教育課程における位置付け 小学校 第5学年 体育科保健領域「心の健康」◆主な使用教材例 ・教科書 ・ワークシート ・録画できるICT機器指導上の留意点T1:・ 不安や悩みへの対処する方法にはいろいろあり、自分に合った適5 専門家等を活用して授業をする上での留意点□ 説明の際は、専門用語の使用を避け、簡潔で適格な言葉を使い分かりやすく説明する。□ 相談活動につながるような雰囲気を伝えたり、言葉遣いに気を付けたりする。□ 必ず担任と協働して授業を行う。専門家等が一人で授業することはできない。□ 授業内容について、事前の計画と事後の報告を保護者へ周知する。□ 配慮を必要とする児童・生徒に対しては、事前の声かけや、授業への参加を無理強いしないなどの工夫をする。□ 授業中に、過去の経験を思い出し、つらくなった時の対応を事前に伝える。□ 年間を通して継続的に実施できるように、生活指導や教育相談の年間計画に位置付ける。□ 継続して関わりのある児童・生徒に配慮し、当該児童・生徒の余計な情報を漏らさない。

元のページ  ../index.html#85

このブックを見る