いじめ総合対策【第3次】上巻_2025_2版
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組織的対応アンケート、チェックリスト例法、条例、規則等地域、関係機関との連携SNS東京ルール教育相談第2部 122スクールカウンセラーによる全員面接の実施について、これまでに学校等から問合せのあった内容と回答をまとめました。 各学校において、参考にしてくださいますようお願いします。 Q1 スクールカウンセラーによる全員面接を行う目的は何ですか。 A1 全員面接は、年度当初に児童・生徒とスクールカウンセラーとが「顔が見える関係」を構築することを通し て、児童・生徒がスクールカウンセラーに相談しやすい環境を整備することにより、支援が必要な児童・生徒の早期発見・早期対応、いじめの未然防止等につなげ ることを目的としています。 Q2 小学校5年生、中学校1年生、高等学校1年生を全員面接の対象とするのは、どうしてですか。 A2 小学校では高学年に進級した時期、中学校・高等学校では入学したばかりの時期に、 学校生活への不安や人間関係上の悩みを抱 くことが想 定されるため、全員面接を通して子供 たちに、「相談してもよい」という安心感 をもたせ ることで、学校におけるいじめ防止等の対応につながっていくと考 えます。 特別支援学校においても、小学校5年生、中学校1年生、高等学校1年生に該当す る学年を 対象として実施してください。 なお、児童・生徒数等の実態に応じて、その他の学年も全員面接の対象とするなど、各 学校で工夫して実施してくださ い。 Q3 スクールカウンセラーだけで全員面接を行うと時間がかかってしまうので、管理職、担任、養護教諭な どが分担して実施することはできますか。 A3 ここでの全員面接は、児童・生徒が心理や教育相談の専門家であるスクールカウンセラーに相談しやすい環境を整備することを目的の一 つとしていることから、 全員面接を教員等が分 担することは適切ではありませ ん。 Q4 本市では、東京都公立学校スクールカウンセラーに加えて、別の曜日に市の教育相談員(スクールカウンセラー)が配置されています。2人で分担して全員面接を実施してもよいのですか。 A4 心理や教育相談の専門家として学校に配置されている方であれば、分担して全員面接を実施 することは可能です。 その際は当該の教育相談員と連携を十分に図りながら、学校全体で情報を共有するようにしてくださ い。 よくある質問 スクールカウンセラーによる全員面接

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