組織的対応アンケート、チェックリスト例法、条例、規則等地域、関係機関との連携SNS東京ルール教育相談第2部 3 教育相談123Q5 本校には、スクールカウンセラーに加えて、大学で心理学を専攻している学生を配置しています。こうした方に、全員面接や基準人数を超える児童・生徒数分の全員面接支援スタッフとしての面接をお願いすることはできますか。 A5 現に大学で心理学を学んでいる学生は、資格等の取得見込者であることが多く、現 時点では必ず しも専門性が高いとは言えない 場合もあります。 これらの方々に、大人から見えにくいいじめの未然防止や早期発見も目的として実施する全員面接をお願 いすることは、適切ではありませ ん。 Q6 夏季休業日前までを目途に実施すると示されていますが、本校は児童・生徒数が多いため、この期間中で全員面接を終了することは難しい状況です。いつまでに終わらせればよいのですか。 A6 全員面接の実施時期としては、原則として年度始めから夏季休業日前までを目途に実施すると示 していますが、児童・生徒数 等学校の実態によって、終了の時期が9月以降になることもあり得 ると考 えています。 各 学校において、できる限 り早い時期に実施してくださ い。 Q7 面接を嫌がる児童・生徒がいた場合、どのような対応をすればよいのですか。 A7 面接を嫌がったり、話をしたがらなかったりする児童・生徒に対しては、学校と保護者との 十分な 相談により、時期や時間を変更して実施する、保護者を含めた三 者面談を実施するなど、実態に応じて柔軟に対応してくださ い。 なお、そうした児童・生徒に対しては、学校への信頼関係を通して相談しやすい環境を築くことができるよう、 外部機関との 連携も含 め、継続的に支援を行うことが大切です。 Q8 実施方法には定期健康診断(体力測定)等の活用が示されていますが、本校では、昨年度の早い時期に校医の予定を確認し、健康診断の日程を決めており、スクールカウンセラーの勤務日との調整が難しい状況です。実施方法は学校で工夫してよいのです か。 A8 実施方法として示している例は、あくまでも参考として示したものです。年度当初のできるだけ早い時期に実施できるように、各 学校において実施方法を工夫してくださ い。 Q9 全員面接に当たって、事前に児童・生徒にアンケートに必要事項を記入させてから実施しなければなりませんか。また、実施する際には、どのような配慮が必要ですか。 A9 限られた時間内に全員面接を効率的に実施するとともに、早急な対応が必要な事例を 抽出するための工夫としてア ンケート例を 示していますが、こうした事前の 聞き取りを必 ず実施することを求 めるものではありませ ん。 実施する場合には、児童・生徒にとって記入することが負担にならないよう内容を 精選することや、記 入された内容について校 内で情報の共有化 を図ることが大切です。
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