早 期 発 見第1部未 然 防 止早 期 対 応重大事態への対処 困ったときや悩みがあるときに、隠して耐えるのではなく、弱音を吐いたり、人に頼ったりすることができる雰囲気があるかどうかは、児童生徒の学校での安全・安心を大きく左右します。成長途上にある児童生徒が、甘えたり、弱音を吐いたりして、信頼できる大人(教職員や保護者等)に援助希求を表出することは、「適切に依存できる」ネットワークを築いて「自立」(大人になること)へと踏み出す一歩であると理解することが大切です。「困った、助けて」と言える雰囲気と、「困った」をしっかり受け止めることができる体制を学校の中に築くことが求められます。 について相談に応じるため、学級担任等は、年年間間33回回程程度度、個人面談を実施する。 面談では、子供に自分のことだけでなく他の子供が困ったり悩んだりしていることを見聞きしていないかを確認する。 また、効果的な面談を実施できるようにするためスクールカウンセラーは、教員に対し、必要に応じて、面談の在り方等について事前に指導・助言を行う。 個人面談の前に、教科担任や部活動顧問、養護教諭やスクールカウンセラー等から気になる点がないか、情報を収集する。スクールカウンセラーからは、全員面接での様子などを参考にする。特に、SNS等を介したインターネット上の誹謗中傷、仲間外しなど、外からは見えにくいコミュニケーションを使った心理的ないじめがないかについては、慎重に確認する。 いじめの存在に気付いた際は、学級担任一人で抱え込まないで、組織で対応する。 【【生生徒徒指指導導提提要要((令令和和44年年 1122 月月)) 文文部部科科学学省省 113311 ペペーージジ】】 ④「困った、助けて」と言えるように適切な援助希求を促す 学校の長期休業明けなどの時期は、子供たちが不安や悩みを抱えやすい時期であるとともに、長期休業日中に、いじめを含む人間関係のトラブル等が生じている可能性があることから、学学期期初初めめにに、「いじめ発見のチェックシート」等を活用して、重点的に子供の状況を観察する。 「学校いじめ対策委員会」は、各教員が確認した子供の状況等について情報を集約する。その中で、気になる様子が確認された子供に対しては、速やかに保護者に連絡する。 また、教職員が役割分担をし、改めて多角的に観察したり声掛けをしたりして、いじめを含めその背景を把握する。⇒108 ページ参照 の生活に満足しているか」、「人間関係での悩みはないか」等に関して、アンケート形式による「生活意識調査」等を定期的に実施する。 による「いじめ発見チェックシート」と同時に行ったりすることにより、一層の効果を高められるよう工夫する。⇒110〜113 ページ参照 ⑤⑤ 全全校校でで充充実実・・推推進進 ⑤⑤ 全全校校でで充充実実・・推推進進 ⑤⑤ 全全校校でで充充実実・・推推進進 49イイ 学学級級担担任任等等にによよるる定定期期的的なな個個人人面面談談 ウウ 学学期期初初めめ等等のの「「いいじじめめ発発見見ののチチェェッッククシシーートト」」のの活活用用 エエ 定定期期的的なな「「生生活活意意識識調調査査」」等等のの実実施施 いじめを含め、 子供が抱える悩みや不安などを幅広く把握するとともに、その解決方法 いじめのみならず、子供が抱える諸問題の背景等を多面的に把握するため、「学校は楽しいか」、「体調や精神状況はどうか」、「学習の定着や進路に不安はないか」、「家庭や校外で この調査の実施に際しては、「いじめ発見のためのアンケート」を兼ねて行ったり、教員
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