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    写真を送ったら、思わぬ形で…。

    昼の学校。

    さつきはスマートフォンの画面をことみに見せる。そこにはことみの写真が表示されている。 さつき「ねえ、これってことみのアカウントなの?」

    ことみ「え?」

    ことみ「え!なんでこの写真がネットに出ているの?」

    ことみ「それにこのアカウント誰の?なりすまし?」

    ことみの心の声「その写真はネットで知り合ったある男性にだけに送ったもの」

    ことみの心の声「買ったばかりの服を着た自分を、ほめてもらいたかったから」

    さつき「ことみ?」

    これまでのことを思い出す、ことみ。 ことみの心の声「その頃私は、匿名のアカウントでいろいろなことをSNSにつぶやいていた」

    自分の写真をSNSに投稿することみ。写真は画像加工アプリの効果で顔が変わっている。 ことみの書き込み「もう少し目が大きかったらなぁ、なんてね!髪型変えたよ!」

    自宅でスマートフォンを見ていることみ「あれ?」

    スマートフォンにメッセージが届く。

    ことみの心の声「それは見知らぬ男性からのダイレクトメールだった」 画面に男性のメッセージが表示されている。「ことみちゃん可愛いね」

    ことみ「可愛い!?」

    ことみの心の声「ほめられたことが嬉しくて、なんとなくそのままやりとりを続けてしまった……」

    ことみの心の声「気さくな感じのその男性は、普段の様子や自分の顔(?)を公開していることもあり、信頼できた」

    数日後。

    スマートフォンに男性のメッセージが表示される。 男性「加工してないことみちゃんの顔が見たいな。写真を送ってよ」「きっとかわいいんだろうな」「いいよね、僕の写真も見せたんだし」 

    ことみ「かっこいいし、この人ならいいか……」

    ことみ「じゃあ、これを送信っと……

    顔を加工していない自分の写真を相手に送信する、ことみ。

    男性のメッセージ「写真ありがとう。ことみちゃん!すごくかわいいね」

    男性のメッセージ「ことみちゃんって本名なの?」「外で撮った写真はないの?」「他の写真も見たいな。僕ももっと送るから、ことみも送りなよ」

    ことみの心の声「その後もやりとりは続き、彼に自分の写真をもっとほめて欲しくて、要求されるまま部屋の中で撮ったいろいろな写真を送るようになっていた」

    ことみの心の声「その後、何となくその男性とは疎遠になっていったが、特に気にすることはなかった……」 これまでのことを思い出しながらスマートフォンをみつめている、ことみ。

    さつき「ことみ大丈夫?」

    ことみの心の声「なんでさつきがこのなりすましアカウントを知っているのだろう?学校名は教えていないのに」

    ことみの心の声「あの男には、もっと恥ずかしい写真も送っている……それを公開されたらどうしよう……」

    ことみの心の声「ああ……こんなことになるなら写真のやりとりなんてしなければよかった……お母さんになんて言えば……」

    自宅にて。 

    ことみの母「ことみ、あなた最近様子がおかしいよ。何があったの?話してみなさい」

    テーブルに伏せている、ことみ。かすかに震えている。 ことみ「お母さん、私……」

    読者の皆さんへの問いかけ「考えてみましょう。なぜ彼女は写真を送ったのでしょうか?」

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